仕事を辞めたいと思うのは「うつ」のせい?現状から抜け出すためには

  • 更新 | 2020.07.10 公開
仕事を辞めたいと思うのは「うつ」のせい?現状から抜け出すためには

仕事が毎日辛くて、苦しくて、あなたの心はうつな状態になっていませんか?
著者:ひめてぃぶ(@fukuchan927)

「毎日仕事が辛い…」
「朝起きるのも嫌だ…」
「身体がボロボロ…」

辞めてしまいたいくらい仕事が辛いと、毎日が本当に嫌になりますよね。

私も、職場に行くのが辛くて、毎日毎日気持ち悪くて、息が詰まって呼吸ができないような感覚を、いつも味わっていました。

私たちが生活する上で、仕事は一日の大半を占めるため、仕事が苦しいものになれば、暮らしそのものも、息苦しくなってしまいますね。

今現在の、どうにもできないような日々から抜け出すためにも、仕事を辞めたいあなたが陥っている状態や、うつにならない為にはどうすればいいのか、大切な情報を一つ一つ、私と一緒に見てもらえると嬉しいです。

仕事で「うつ」かも…セルフチェックで確認しよう

憂うつな気持ちがずっと続く、体調が何ヶ月も良くならない…

こんな日々が続くと、日常は灰色がかって、泥の中にいるような感覚に陥ってしまっているかもしれません。

何もかもがだるくて、頭がゆっくりぼんやり…ああ、自分って何なんだろう。

あなたが今、このような状態になっているのであれば、もしかすると「うつ」になり始めているかも。

うつになっているかどうかを確認する方法として、セルフチェックシートが様々な機関で作成されていますが、中でも厚生労働省の「こころの耳」にある、5分でできる職場のストレスセルフチェックは、設問が57問と少し多め。

じっくり診断できるため、精度の高いチェックが期待できます。

実際に私もチェックしてみましたが、選択肢がカラフルだったり、たまに挿絵があったりして、気持ち的にも気軽に取り組めました。

結果には、3つのグラフでストレスに関する度合いが細かく表示されたり、コメントをもらうことが出来るので、一度試してみるのがオススメです。

私が考えるうつの兆候

私も、仕事が辛すぎて体調が悪くなり、憂うつな毎日を過ごした経験がありますが、実体験を踏まえると、あなたが次のような状態になっている場合は、うつの兆しがあるのかなと思います。

  • 一人で気持ちを抱え込んでいる
  • 朝起きるのが辛い
  • 休日は睡眠で一日が終わる
  • 職場と違って、友達や家族には明るく優しく振舞える
  • 毎朝職場に入る時の一歩がすごく緊張する、重い
  • 職場にいると胸が破裂しそうになる
  • 職場の人は誰も信頼できない
  • 職場では感情が動かない感覚がある
  • ふとした時にすごく悲しくなる
  • 胃が気持ち悪い、吐き気がする
  • 前を見ない、伏目になっている気がする

これらは、私が今のあなたと同じように、「私って、うつなのかな?」と思い始めた頃、私の身に起きていた事の一部です。

ドロドロの沼にアゴまで浸かって、身体を上手く動かせず、酸素を取り込むこともままならない…あなたもこんな感覚でしょうか。

もしかすると、もう頭のてっぺんまで泥の中に沈んでしまって、涙も流せなくなっているかもしれませんね。

まずは、セルフチェックなどであなたの心が今どんな状態なのか、あなた自身で知る事から始めるのがオススメ。

状態が分かれば、これからどうすればいいのかも少しずつ見えてくるはずです。

そもそも「うつ」とは?

「うつ」と一言でいっても、様々な捉え方がありますよね。

実際に、「うつ」「憂うつ」という言葉を、インターネットの辞書サービス「goo辞書」で引いてみると、

「心が晴れ晴れしないこと。気がふさぐこと。」
「気持ちがふさいで、晴れないこと。また、そのさま。」

このように、気持ちや気分の一種です。

しかし、場合によっては「うつ病」というように、病気の一つとして捉えることも。

「うつ」「憂うつ」の状態が一定以上あり、重度になっているのが「うつ病」と言われていて、原因によって様々な種類があるので、一緒に見ていければと思います。

うつ病の種類

うつ病は、下記のように大きく4つの種類に分けることができます。

内因性うつ病うつ病の典型的な例で、薬の効果が発揮しやすいという特徴もある。
心因性うつ病性格や環境が関係しているうつ病。仕事での憂うつ感からも発展しやすい。
双極性障害躁(そう)状態があるうつ病で、躁状態とうつ状態を繰り返す。躁はうつと逆の状態で、いろいろな人に話しかけたり、動き回るなど、身体も心も活発になる。
身体因性うつ病脳や体の病気が原因で起きるうつ病。例として、アルツハイマー型認知症などがある。

うつ病にも、こんなに種類があることを、私も初めて知りました…。

ただし、うつ病は心に起きるもので、熱や骨折などと違ってとてもぼんやりしているため、まだ解明されていない部分が多いようです。

自分は病気なの?

あなたがうつ病という「病気」なのか、それともほかの病気なのか、病気とまではいかない状態なのかは、下記のような、うつ病の診断基準を元に判断される事が多いです。

診断基準となる書籍作った機関
DSM(精神疾患の診断・統計マニュアル)アメリカ精神医学会
ICD(疾病及び関連保健問題の国際統計分類)世界保健機関(WHO)
 

それぞれ何度も改定がされており、2020年7月現在で、DSMは第5版、ICDは2018年に30年ぶりの改訂がされた第11版が最新。

しかし、このような診断がある中で、うつ病かどうかの境目はとても曖昧なものだと、私は思っています。

だって、あなたの心も私の心も、目には見えないですよね。

笑っている人がいても、心では泣いているかもしれないと考えれば、目に見えるものさえ、不確かな世界です。

あなたが病気かどうかという以前に、今、幸せを感じているか、心から笑顔で過ごせているかという基準で、まずは考えてみましょう。

病気という枠に、無理やり当てはめる必要なんてないと思います。
著者:ひめてぃぶ(@fukuchan927)

仕事でうつになりやすい人

あなたが仕事を辞めたい程、うつな気持ちになっているのは、元々うつになりやすい気質が少しあるのかもしれません。

うつになりやすい人の特徴として、厚生労働省では下記のように挙げています。

几帳面これらが人並み以上に強い人は、うつ病になりやすいと言われている
真面目
責任感が強い人
考え方に柔軟性が乏しい人これらが出来ない人も、ストレスを受け止めやすくうつ病になりやすい
開き直りや決断ができない人
※参考:厚生労働省 地域におけるうつ対策検討会報告書「うつ病を知っていますか?」

こうして見ると、うつになりやすい人は、とてもしっかり者ですよね。

考え方に柔軟性が乏しいという点は、芯を持って仕事ができるということですし、決断ができないのは、切り捨てる人のことを想えるやさしい心があるからです。

そのため、これらの特徴を見て、次のような性格の場合も、仕事でうつになりやすいのかなと思っています。

  • 人にやさしい(決断ができない)
  • 自分に自信がない(開き直れず自分を責める)
  • 人に相談しない(周りに迷惑を掛けないよう、一人で抱え込んでしまう)

真面目で思いやりが持てる誠実な人ほど、仕事でうつになりやすいなんて、ちょっと酷ですよね…。

あなたの性格が、これらに当てはまる場合は、元々の性格と職場環境が影響して起きる、「心因性うつ病」に近い状態かもしれません。

自己判断ではありますが、私もこれらの性格に多く当てはまる方だと思っているので、心因性うつ病になり欠けていたのかなと思います。

仕事でうつになる時は、サインとしてあなたに表れることもあるため、どんなサインがあるのか、続けて見てもらえると嬉しいです。

仕事でうつになる時のサイン

「仕事、辞めたい…」

こんな気持ちになっている時、ただ仕事を辞めたいと思うほかにも、あなたの身体や動作に、何かしら変化が出ていませんか?

うつ病になり始めている時は、サインや症状として、あなたのどこかに表れていることがあります。

仕事をしていて、何だか体調がおかしいと感じていれば、それも、うつのサインの一つかもしれません。

厚生労働省では、下記のような状態が多い場合、うつ病の可能性があるとしています。

うつ病の主なサイン憂うつ、気分が重い
何をしても楽しくない、何にも興味がわかない
疲れているのに眠れない、一日中ねむい、いつもよりかなり早く目覚める
イライラして、何かにせき立てられているようで落ち着かない
悪い事をしたように感じて自分を責める、自分には価値がないと感じる
思考力が落ちる
消えてしまいたくなる
周りから見てわかるサイン表情が暗い
涙もろくなった
反応が遅い
落ち着かない
飲酒量が増える
体に出るサイン食欲がない
体がだるい
疲れやすい
性欲がない
頭痛や肩こり
動悸
胃の不快感
便秘がち
めまい
口が乾く
※厚生労働省 みんなのメンタルヘルス「うつ病のサイン・症状」

私も、上記の「周りから見てわかるサイン」以外で、半分以上が当てはまっていましたが、ほかにも感じていた症状を挙げてみたので、一緒に見てもらいたいです。

  • ぼーっとすることが増える
  • ずっと眠っていたくなる
  • 笑顔になれない
  • お客様や取引先の人には、笑顔で対応できる
  • 常に気持ち悪い・吐き気がある
  • 頭痛が頻繁に起きる
  • 成長する気力がなくなる
  • 何ヶ月も体調が良くならない
  • 会社にいると感情が動かなくなる
  • 突然悲しくなる・泣きたくなる

ただ一時的に落ち込んでいるだけじゃない?もうちょっと頑張ってみれば?

あなたの周りに、このように捉える人もいるかもしれませんが、これでは身体も心も、決して健康な状態とは言えないですよね。

あなたの身に起きているサインを、まずはあなた自身が気付いてあげて、それをしっかり見ることが大切です。

私がうつになり欠けていた時の思考

少し私のお話になってしまうのですが、私がうつな状態になっていた時は、次のような思いが頭の中でずっとぐるぐるしていました。

  • 仕事で成功しても素直に喜べない・悪かったところを探して責める
  • 自分の悪い部分を見つけては、ひどく罵倒する
  • 「会社の人間を責める自分」を責める
  • 上司に「人」として見てもらえず、自分が分からなくなる
  • 自分の存在意義が分からない

ただ、これらは私の性格に元々あったもので、その職場に就いてからどんどん思いが強くなっていったように思うんです。

あなたも私のように、自分を必要以上に叩きのめしてしまっているかもしれませんね。

それは、あなたが周りの人にとてもやさしい人だからです。

ただ、みんなにやさしくする為に、あなた自身を虐げる必要なんて一ミリもありません。

あなたも「みんな」の中の一人。立派な一人の人間なんです。

同じ「人」なのに、なぜあなただけが叩きのめされなければいけないのでしょう。

みんなに対してやさしくできるのと同じように、あなたに対しても、あなた自身が寄り添ってあげてほしいです。

眠ることが一番の安らぎだった

私がうつな状態だった当時、休日のほとんどは、ふとんの中でひたすら眠り続けて過ごしましたが、「眠る」という行為は、

  • 何も考えずにいられる
  • 何もしないでいられる

つまり、心と身体、両方の電源を落とす事ができるため、眠っている時間が一番の安らぎだったように思います。

安らぎと言っても、泣きながら眠りについたり、泣きながら目覚めることが度々あるような状態で、眠ることによって、憂うつな現実から逃げることが出来たから、寝て過ごしていたのかもしれません。

私とは逆に、眠れなくて苦しんでいる場合もありますよね。
著者:ひめてぃぶ(@fukuchan927)

仕事でうつになる原因・きっかけ

仕事とは、与えられた業務をこなしていくものですが、そこには責任やプレッシャーが必ず付いて回りますよね。

間違えないようにするだでなく、任された以上の成果を上げなければ、それを責めてくる上司もいると思います。

真面目でやさしいあなたは、これらを重く受け止めすぎてしまい、うつな状態に発展してしまっている可能性があるんです。

仕事でうつになる原因やきっかけは様々なので、どんな原因が考えられるのか、私と一緒に見ていきましょう。

職場の人間関係

職場での人間関係が良くない場合、それが原因でうつになってしまうことが多いです。

パワハラやセクハラなど、今はいろいろなハラスメントがありますが、そもそもハラスメントとは、相手を困らせたり、嫌がらせをする行為のこと。

そのため、職場でのいじめもハラスメントですよね。

しかし、それぞれのハラスメントの定義も難しいため、あなたが自分を責めていたことは、実は上司によるパワハラが原因だったという場合も考えられます。

私は、上司に人として扱ってもらえず、私自身も上司と一緒になって自分を責めていましたが、今思えば、あれはパワハラだったのかもしれません。

仕事のミス・失敗

仕事でミスが重なって、うつになることもありますよね。

あなた自身が自分を追い込んでしまう場合と、周りの人からミスを必要以上に指摘され、追い込まれてしまう場合が考えられます。

真面目なあなたはミスを重く受け止めすぎて、気が付いたらぺしゃんこに潰れてしまっていた…心はボロボロです。

開き直るのが得意な人は、仕事のミスではうつになりにくいと思うので、真面目だからこその原因となっています。

仕事量が多すぎる

あなたのこなせる仕事量が1リットルの場合、1.2リットルくらいなら、頑張れば何とか出来るかもしれませんよね。

1.2リットル出来るようになることを、成長と呼んだりしますが、もし5リットルの仕事を任されても、到底こなせるはずがなく、あなたは押し潰されてしまいますし、きっと2リットルでも難しいと思います。

あなたが望んでいれば別ですが、望んでもいないのに大量の仕事を任されてしまう環境は、決して良い職場とは言えません。

ノルマが厳しい

ノルマが設けられている仕事の場合は、プレッシャーが一段と強いですよね。

毎日毎日、自分の数字とにらめっこさせられ、上司に何度も圧力を掛けられるような場所にいれば、うつになってしまう可能性も高いです。

私も、ノルマのある仕事をしていたので、毎日、毎秒が本当に苦痛でした。

自分の成功が認められない

「自分の成功が認められない」とは、2つの意味があります。

一つは、人に認めてもらえないという意味、もう一つは、自分で認めることができないという意味。

それぞれを、詳しく見ていきましょう。

自分の成功が人に認めてもらえない

毎日大変だけど頑張って頑張って、やった!できた!

それなのに、誰も褒めたり評価してくれず、それくらい出来て当たり前だ、次はもっと上を目指せとしか言ってくれない。

自分の頑張りが認められないと、達成感や充実感もなく、何のためにこの仕事を頑張っているのか分からなくなりますよね。

自分の成功を自分で認めることができない

周りの人が「よく頑張ったね!」と評価してくれても、あなた自身では頑張りを認められない場合もあると思います。

「まだまだ全然だめだ」
「上司の誉め言葉はただのお世辞だ」

こんなふうに考えて、頑張ったところよりも、だめだったところを必死に探して自分を責めてしまう。

周りの人があなたの成功を認めてくれても、あなた自身が認められなければ、うつになってしまう可能性があるんですね。

仕事の「うつ」で起きる体調の変化

仕事を辞めたいと思って、毎日憂うつになっているあなたは、今どんな調子でしょうか。

うつな状態になってしまうと、身体に何かしら変化が表れていることが多いです。

仕事のうつで起きる体調の変化には、どのようなものがあるのか、私と一緒に見ていきながら、あなたにも同じ症状が起きていないか、確認していきましょう。

ストレス

ストレスは、うつと同じく目に見えないため、面倒なものでもありますが、誰しもが少なからず感じるものなので、上手く付き合っていく必要があります。

あなたの感じているストレスについて、もう少し詳しく見てもらえると嬉しいです。

ストレスの自覚がない

私たち人間は、生活の中でストレスを感じると、様々な形で身体に変化が表れます。

イライラや鬱憤が溜まったら、適度にストレスを発散させると、心や身体のバランスを保ちやすくなりますが、中にはストレスを自覚できない場合があり、実は私もその一人。

なぜか胃が気持ち悪くなり、病院へ行くと「自分のストレスをちゃんと自覚してください」と怒られたことがあります…。

もしかするとあなたも、知らないうちにストレスが溜まっているかもしれませんね。

ストレスが発散できない、発散方法が分からない

ストレスを発散するための時間がなかったり、発散する気力も残っていない…このような場合もありますよね。

また、どうすればストレスを発散することができるのか、あなた自身わかっていないかもしれません。

ストレスの発散方法は人それぞれで、思いっきり歌ったり、身体を動かしたり、趣味に没頭したり、たくさん寝たり。

あなたが自然と、楽しい・安らぐと思えることをするのが一番ですが、ストレス発散のために行動することもままならないくらい、ボロボロになっていれば、とにかく身体を休めるのが先決です。

身体の疲れ・心の疲れ

仕事で疲れが溜まり続けることによって、うつになってしまう場合もあります。

疲れといっても、身体の疲れと心の疲れがあるので、それぞれ見ていきましょう。

身体が疲れる

力が入らない

身体に力が入らないと、朝ふとんから起きる事でさえ辛く、駅の階段を上る足も、ズッシリと重たいですよね。

職場に入る扉のドアノブを握ることも、かなりの力を使うかもしれません。

全身が脱力していて、まるで自分だけ重力が強く掛かっているようになります。

うつという心の状態は、あなたの身体にまでこんなにも影響を及ぼしてしまうんですね。

倦怠感

風邪を引いたり、熱が出たときのように、全身がだるくなってしまう時は、とても疲れが出ている証拠。

心がうつになっていると、心だけでなく身体の動きも鈍くなってしまうんです。

心が疲れる

休みたい

心が疲れると、仕事を休みたくなりますよね。

それは、心を疲れさせる原因となっている「仕事」から、とにかく遠ざかりたいから。

仕事のことを考えたり、職場にいる時は、まるで心を身体ごと圧縮機でギューッと圧し潰されるような感じになります。

そのため、「仕事」というものから出来る限り距離を取りたいと考えるのは、普通のことなんです。

何もしたくない・何もかも嫌になる

仕事を辞めたいという想いで、心が疲れ果てていると、何もする気がなくなりますよね。

気が付くと、仕事だけでなく、それ以外のことも嫌になってしまい、「何もしたくない」という状態に陥るんです。

食べることも、人と話すことも、苦しくなってしまう場合だってあります…一日一日が本当に辛いですよね。

心と身体は繋がっている

心身相関(しんしんそうかん)という言葉があるのですが、私は高校生の時に保険の授業で教わったのを、今でもハッキリと覚えています。

文字通り、心と身体は繋がっているということですが、例えば、全力疾走したり、35℃の炎天下に外を歩いたりすれば、汗をかきますよね。

これは、体温を適切な温度に調節するための、身体の機能ですが、とくに運動もせず、炎天下でなくても、気持ちの高ぶりだけで汗をかく時があると思います。

人前で発表する時や興奮している時は「手に汗握る」、ものすごく焦っている時は「冷や汗をかく」、という言葉があるくらい。

心の動きが、身体に汗として表れているということです、すごいですよね。

逆に、あなたが指をヤケドすると、痛くてしばらくヒリヒリしますが、「痛い」という感覚は、一般的に不快な気持ちですよね。

身体にとって悪影響になることが起きれば、心にも悪影響が出るということです。

心身相関によって、うつが体調に表れる

あなたの心がうつになっていて、仕事を辞めたい、もう何もかも嫌だ…このように思うと、心身相関によってあなたの身体にも変化が表れます。

視点を変えて考えると、「心がうつになっていて危ないよ!」と、身体があなたに教えてくれている状態。

そのため、会社を辞めたいという気持ちだけでなく、体調にも変化が出ている場合は、危険信号と考えるのがいいかもしれませんね。

病気

仕事でうつになると、身体が病気に掛かってしまうこともあります。

  • 肌荒れ
  • 胃の不調
  • 食べ過ぎる、食欲がなくなる
  • 眠れない、常に眠りたい
  • 過呼吸

この他にも、症状が酷いと胃に穴が空いてしまったり、耳が一時的に聞こえなくなるという場合も。

心の状態が、このように身体へ大きく表れているのは、うつの症状が深刻になっている証拠です。

あなたの身体が呼びかけているSOSに、耳を傾けてあげましょう。

病院で「うつ病」と診断されなくても

心の病院というと、心療内科や精神科、メンタルクリニックなどが挙げられますが、これらの病院に掛かって、うつ病という一つの病気とは診断されなかった場合、

「病気じゃないから今まで通り仕事を頑張らないと…」

このように考えるのは間違いだと、私は思います。

お医者さんの診断は、もちろんとても大切ですが、お医者さんだけではなく、あなた自身の声や心に耳を傾けることはもっと大切。

あなたの心の状態に、うつ病という名前がある・ないに関わらず、あなた自身の気持ちを尊重してほしいです。

うつ病ではなくとも、心身ともにボロボロになっている事に、変わりはありませんよね。

うつ病と診断されるのが怖い

「あなたはうつ病です」

お医者さんからこのように診断されるのは、とても怖いことでもありますよね。

うつ病と聞くと、大きな病気というイメージが強いと思うので、まさか自分が…と、誰でもショックを受けるはず。

しかし、無理をしてうつ病と診断されに行く必要はないと思います。

私は、自分がうつ病かもしれないと感じていた当時、結局精神科や心療内科には行きませんでした。

胃が気持ち悪い、常に吐き気がするという事で、一般的な内科には頻繁にお世話になり、心療内科にも行ってみようか迷いましたが、その前に「仕事を辞める」ことから始めてみたんです。

人に説明する時はよく、「あの会社は病気になる前に辞めたよ」と話していますが、すでにうつ病という病気になっていたのかもしれないし、そうではなかったかもしれません。

もしかすると、うつ病と診断されるのが怖かったのかも…と、今では思います。

通っていた内科でも、「心療内科とかに行った方がいいんでしょうか…」と相談しましたが、お医者さんは「それも選択肢の一つですが、抵抗があるなら無理に行く必要はないですよ」と言ってくれました。

今のあなたがうつ病か、そうでないかをハッキリさせたい場合は、心療内科などに行ってみてもいいと思いますが、抵抗がある場合は、焦って行く必要もないんだと思います。

うつ病と診断されたい

私は、上記でお話ししたように、うつ病かもしれないと感じていた当時、結局は心療内科などに掛からずじまいでしたが、本当は行きたいという気持ちがありました。

「心療内科へ行って、うつ病と診断されたかった」というわけです。

今振り返ってみると、恐らくお医者さんから「病気」と診断されることで、仕事を辞められる理由がハッキリして、楽になれると思ったからなのかなと…。

仕事が辞められるのであれば、「あなたはうつ病です」と言われる恐怖なんて、気にもならなかったんだと思います。

体調を崩してしまっているあなたも、私と同じくらい、仕事を辞めたいという気持ちが強いかもしれませんね。

しかし、実際には私は、心療内科に掛かることはありませんでした。

何とか自力で仕事を辞められたから、とも言えますが、もしかすると、「うつ病と診断されるのが怖い」でもお話ししたように、脳の方では「うつ病と診断される恐怖」を察知していたのかもしれません。

心療内科などに行くことは、あなたが前進する為のきっかけの一つにすぎないと、私は思っています。

自分がうつ病なのかどうか分からなくても、今の状況から抜け出せそうなら、ほかの方法を取ってもいいんです。

「仕事を辞める」という事の考え方

現在、転職が当たり前の時代になってきていますが、体調を崩して仕事を辞めるとなると、話は変わりますよね。

  • 転職先を探すための、心や身体の余裕がない
  • 転職先が決まらないまま辞めると収入が不安定になる
  • 家族に心配や負担を掛ける
  • 一度無職になると、復帰が大変そう

このように、辞められない理由がいくつも浮かんでくると思いますが、私と一緒に、少し見方を変えてみませんか?

仕事を辞めるという事について、一つずつゆっくり見ていきましょう。

「良い・悪い」ではなく、一つの選択肢

上記に挙げたように、「仕事を辞める」という事について考えると、悪いことばかりがあなたに降りかかってくるように思えますよね。

「世間のみんなは頑張って働いているんだから、自分だけ辞めちゃだめだよね…」

本当にそうでしょうか?

ちょっとだけ、大根を例にして見てみましょう。

大根があまり好きではなかったらごめんなさい…。

仕事を辞めるのは、スーパーで大根を買うのと同じ

だいこん

実は、仕事を辞めるということは、スーパーで大根を買うのと、あまり変わりません。

あなたがもし、スーパーへ行って大根を買った場合、それは悪い事かというと、悪くもなんともないですよね。

しかし、別に良い事というわけでもない気がします。

あなたがスーパーで大根を買うことは、「良い」とか「悪い」とかではなく、一つの選択をしているだけ。

大根を買った事が、良い事になるとしても、悪い事になるとしても、それはもう少し先のお話です。

スーパーから帰ったら、たまたまテレビで美味しそうな大根料理のレシピが紹介されていて、その日は美味しいおかずを作る事ができるかもしれません。

もしかすると、スーパーからの帰り道、お隣さんから大根のおすそ分けをもらって、しばらく大根生活が続いてしまうかもしれません。

でも、あなたがもし大根好きなら、大根続きの生活はむしろ嬉しいかもしれません。

このように、良いか悪いかは、未来に向かって無数に枝分かれしている状態ですが、大根を買うこと自体には、良いも悪いもないです。

同じように、仕事を辞めるのにも良い・悪いなんてありません。

仕事を辞めるのが悪いことだと思ってしまうのは、ただ世間がそうさせているだけであって、そんな決まりはどこにもないんです。

大根を買ったあとの未来が心配

大根を買うことに、良いも悪いもないかもしれないけど、もしその先で、悪い結果に終わったらどうしよう…

前の例で言えば、お隣さんからのおすそ分けでさらに大根が増えてしまった場合です。

ほかの例を挙げると、大根を切ってみたら真ん中から傷んでいた…なんてこともあるかもしれません。

同じように、仕事を辞めたけれど、それは悪い選択肢だった…このような結果になるのが怖いのは、当然ですよね。

仕事を辞めた結果、その先も働く気がなくなったり、家族に迷惑をかけ続けることになったら…どんどん不安が押し寄せて来ると思います。

しかし、あなたの未来がどうなるのかは、あなた自身でさえ知ることが出来ません。神様も多分知りません。

先の不安が次々に浮かんできても、それは一つの想像に過ぎず、確定した未来なんて誰にもないんです。

光が見えやすそうな方へ進む

未来は無数に枝分かれしているとお話ししましたが、あなたは無数の枝のうち、真っ暗で最悪な未来の枝しか見えなくなってしまっている状態。

ほかにもステキな未来は無数にあるのに、悪い未来だけを見ようとしちゃうんですよね。

すごく分かります。

大丈夫です。未来のことは誰にも分からないので、今の状況をほんの少しずつ変える事から始めてみるんです。

今、あなたを苦しめているのは、仕事ですよね。

そして、あなたは仕事を辞めたいと思っています。

それなら、まずは今の仕事を辞めることが、大きな一歩です。

仕事を辞めないままなら、あなたが想像する悪い未来に進むことはないかもしれませんが、良い未来に進むこともできなくなってしまいます。

さらに、体調が悪くてボロボロなまま、今の仕事を続けても、あなたが楽しく笑顔で過ごせる未来はあるでしょうか。

今の仕事を辞めずに続けるのと、今の仕事を一旦辞めるのとでは、どちらの方が、光のある未来へ進める可能性が高いのか、ちょっとでも分かってもらえたらなと思います。

新しいことは怖い

あなたは、今までの人生で、途中で何かを投げ出したりした経験はありますか?

もしかすると、あまりそういう経験がなかったり、むしろ、物事は最後までやり遂げるようにしていた事が多いかもしれないですね。

私もそういうタイプで、学生時代のクラブ活動や部活動は、卒業まできっちりやり遂げて、大学でも、単位を落とさない程度にサボることはありましたが、留年や中退をすることなく卒業できました。

このように、人生で大きく脱線するような経験が少なく、順調に歩んできていると、仕事を辞める事に対するハードルは、高くなりやすいです。

物事をやり遂げるという事は、一つの性格や気質、個性であり、あなたの大切にしていること、人生観、価値観に近いものなので、あなたを形作っている一部とも言えるかもしれません。

しかし、今の仕事を辞めることによって、あなたの大切にしてきた部分が、大きく変えられようとするわけですから、それってものすごく怖いですよね。

変わるという事は、新しくなるという事ですが、新しいことは、わくわくと一緒に恐怖も併せ持っています。

でも、大丈夫です。ずっと張りつめていた糸を切ってしまうのは勇気が入りますが、一度切ってしまえば気持ちがとても楽になり、考え方も柔軟になっていきます。

最初はどうしても怖いと思いますが、まずはあなたが息を思いっきり吸える場所へ、踏み出すところから始めましょう。

正しい優先順位を改めて確認しよう

今、あなたの体調はボロボロで、何にも力が入らないですよね。

水の中に潜っているみたいに、耳も視界もぼやぼやして、動きも遅くなります。

それでも、心の中で泣き叫びながら仕事を続けるのは、「自分」と「仕事」の順番が入れ替わってしまっている事も考えられるんです。

「あなた自身と仕事のどちらが大切ですか?」と聞かれた場合、今のあなたなら、ちょっと答えに戸惑うかもしれません。

私にあなたのことを決める権利はありませんが、仕事よりもあなた自身の方が大切に決まっています。

あなた自身を大事にして生きていくための、一部として「仕事」があるのに、心も身体もボロボロになりながら仕事をするのは、ちょっと変な感じがしませんか?

仕事の影響で、心がうつな状態になったり、体調が悪くなってしまっているのは、いつの間にかあなたと仕事の優先順位が、逆転してしまっているからかもしれないんです。

心や身体が泣き叫ぶくらいまで、我慢してその仕事を続ける必要なんてありません。

あなたが仕事に合わせるのではなく、あなたに合った仕事ができるようになれば、きっと視界の開けた毎日になるはずです。

体調は心の叫び

頭が痛くて重くて、気持ち悪くて、病院に何度も通いながら仕事をする日々。

もし、今のあなたもそんな状態なら、何だかもう涙も出ないかもしれないですね。

私は、うつな状態になり、体調も悪化していくと同時に、段々と感情も動かなくなっていったように思います。

突然ものすごい悲しみや絶望感に襲われたりしますが、それ以外の時は、心が動かないような感じ。

心が疲れ果てると、心も動きを止めてしまうのかもしれません。

疲れてしまった心には、あなた自身で気が付くことが難しい場合もありますが、体調の変化なら、あなたの表面に出てくるため、気が付きやすいです。

胃が痛い、めまいがする、身体が熱い、息が苦しい、肌が荒れてきた、耳が上手く聞こえない、目がかすむ…

あなたの心の叫びが、体調として表れていると思ってもらえれば、やさしい心を持っているあなたなら、きっと手を差し伸べてあげたくなるはず。

うつな気持ちがなく、健康な状態で仕事をしている人でも、ストレスが溜まれば、胃の調子が悪くなったり、ニキビが出来たりと、体調に変化が表れるものです。

あなたの感じている体調の悪さは、おかしなことではなく、心の安定を保つために身体の機関が働いて、SOSをあなたに知らせてくれているんだという事を、覚えてもらうのがいいと思います。

あなたの身体も「助けて!」「気づいて!」と、心の代わりに知らせてくれていませんか?
著者:ひめてぃぶ(@fukuchan927)

「うつ」にならないためには?

「毎日仕事が本当に辛い」
「もう全部イヤだ」

イヤですよね。もう自分も世界も爆発しちゃえばいいのに、とか考えちゃいます。

このような、今のあなたが陥っているうつな状態から抜け出すためには、

  • 仕事
  • あなた自身

この2点を、いい方向に持っていくことが大事かなと思っているので、どのように良い方向へ持っていけばいいのか、見ていってもらえると嬉しいです。

私の経験も元にお話ししていきたいと思うので、今立っているところから一歩、半歩でも前へ動き出すためにも、ゆっくり見ていきましょう。

仕事をいい方向へ持っていくために

今は、仕事のことなんて考えたくないかもしれませんが、仕事次第であなたの感じている「うつ」な状態を忘れてしまうくらい、心が豊かになるんです。

あなたにとっての「仕事」を、いいものにする為にはどうすればいいのか、一つずつ見ていければと思います。

仕事をあなたに合わせる

あなたを仕事に合わせるのではなく、仕事をあなたに合わせる、これは大前提です。

ただし、あなたに合った仕事を選んだら、ある程度は仕事をこなすために頑張る必要もあります。

仕事について、一度原点に返って考えてみてほしいのですが、作業に見合った報酬を得るのが仕事というものですよね。

つまり、仕事内容とお給料を天秤に掛けた時、釣り合っていなければいけません。

お給料に見合わないような、過酷な仕事内容や環境であれば、無理に頑張る必要もないので、仕事内容とお給料のバランスが保たれている職場へ、転職してしまえばいいんです。

仕事には、人によって合う合わないがあるので、一度会社に入ってみないと分からないのは当たり前。

今のあなたは、「仕事」という存在に上から殴られ蹴られ、踏みつぶされている状態ですが、あなたと仕事が同じ目線になって、手を繋げるような環境を見つけられれば、うつになったり体調を崩すこともなくなります。

信じられないかもしれませんが、仕事が楽しいとさえ思えるようになるんです。

仕事が続けられる理由を見つける

あなたは、今の仕事を続けられる理由が、多分一つもない状態ですよね。

体調を悪くしてしまうくらい、「仕事を辞めたい」という想いでいっぱいです。

それでもまだ今の仕事を続けているのは、辞める時の不安があるからだと思いますが、それは仕事を「続けられる」理由ではなく、仕事を「続けなければいけない」理由。

しかし、あなたに合った仕事に出会えると、いつの間にか「続けられる」理由が、あなたの中に出来ています。

  • 仕事内容が楽しい
  • 同僚や上司に信頼できる人がいる
  • お給料が良い
  • この会社でもっと学びたいと思える

続けられる理由は、一つだけの場合もありますし、少なからず仕事に対する不満を併せ持っている場合もありますが、「あなた」と「仕事」が天秤で釣り合っていれば、仕事を続けやすくなります。

仕事内容はそこまで楽いわけじゃないけれど、お給料がすごくいいし、趣味にお金を掛けられるから続けられるかも。

お給料はそんなにもらえないけど、いろんな事が学べて、人にも恵まれているから、ここでしばらく頑張ってみたいな。

このように、天秤の動きは人によって違うので、もし転職先が決まったら、天秤が釣り合っているかどうか確認しながら、その仕事を続けられそうな理由を、ゆっくり探してみてください。

あなた自身がいい方向へむかうために

もしかすると、今あなたは、あなた自身のことも嫌いになっているかもしれませんね。

「仕事でうつになりやすい人」でも見てもらったように、真面目でやさしい人ほど、うつになりやすいと考えられますが、それは自分に厳しくしてしまうという事です。

あなた自身がいい方向へむかうと言っても、いい方向って一体どこでしょう。

  • 自分に自信が持てる
  • 自分のことが好きになれる
  • 仕事を楽しめる
  • 毎日充実して過ごせる
  • ポジティブになれる

多分、このようなあなたになれると、毎日のびのびと過ごせそうな気がしますね。

私は、小さい頃から自分を責めるクセがあって、仕事でうつな状態だった頃を抜け出した今でも、正直そのクセは取り切れていません。

しかし、会社を辞めた経験を経て、様々なことを学び、自分がいい方向へと大きく進めたなあと強く実感しているので、私が学んだ事をあなたにも知ってもらえると嬉しいです。

宇宙から見る

私は、自分のことが嫌いで仕方なかった頃、石井祐史さんという方の著書に出会い、自分嫌いがかなり改善されました。

石井さんは、自分自身のことを好きになれるようなお話をたくさん書いてくださっていますが、その中でも私がいまだに日常的に行なっている事の一つに、「自分を宇宙から見る」というものがあります。

あなたは今、仕事のことを考えたり、職場にいるだけで、動悸がしたりめまいがするくらい、うつな状態になっているかもしれません。

上司にちょっと話しかけられるだけでも、頭を思いっきり殴られたような衝撃が、あなたの中に起きることもあると思います。

そんな時にも効果的なので、今、ちょっと一緒にやってみてほしいです(想像しやすいように、私のアレンジも若干入ってます)。

STEP1今あなたに見えている、目の前の視界がありますよね。それは、あなたがカメラ越しに見ていると思ってください。潜水ゴーグルを通して見てるみたいな感じです。
STEP2カメラ(潜水ゴーグル)を両手で持って、一度あなたの視界からバコッと外して、そのカメラをあなたの斜め上あたりに持って行き、あなたを映してみましょう。カメラはふわふわ浮いている状態。私はいつも、右斜め後ろから自分を見下ろしています。
STEP3今、あなたの頭が、斜め上から見えていると思いますが、そのままカメラをどんどん引いていってみると…あなたの周りも見えてきますね。お部屋にいるなら、お部屋の真ん中にあなたがいるのが分かります。
STEP4もっとズームアウトすると、お部屋を飛び出して、お家の中にいるあなたが見えると思いますが、この時も、あなたはお家の壁を貫通してカメラに映していてください。
STEP5さらにカメラを引くと、日本のとある地域に建っているお家の一室に、あなたが見えますね。
STEP6もっともっと引くと、カメラには宇宙空間も映っていて、地球のある一点に、あなたがぽつっと見えます。

ここまで来ると、あなたが今気にしていることは、地球の中で起きているほんの小さなことなんだというのがわかります。

あなたが辞めたがっている会社は、あなたから見れば強大で恐ろしく不快な存在だと思いますが、宇宙から見ればものすごくちっぽけで、もし隕石が降ってくれば簡単に吹き飛んでしまうんです。

そのため、会社で嫌なことがある度に、宇宙から見てしまえば、重く受け止めすぎるのを防げたり、あなたや私が苦手としている「開き直る」という事だって、段々出来るようになってきます。

今いる会社、やっている仕事、見えている世界だけが、全てではありません。

毎日笑顔で過ごせる世界は、意外と近くに潜んでいるかもしれませんね。

「仕事を辞める」を味わえるのはラッキー

途中で物事を投げ出すような経験が少ないと、仕事を辞めることは、あなたの人生において大事件ですよね。

もし、過去にも仕事を辞めたことがある場合も、「また辞めるのか」と、どこからともなくあなた自身の声が聞こえてきそうです。

しかし、仕事を辞めたいと思う状況は、「あなたには、今よりもっと良い仕事があるよ」と、知らせてくれているのかもしれません。

今の仕事はあなた自身に合っていないと感じているから、「辞めたい」と思う。とても自然なことですよね。

仕事を辞めることは、失敗や挫折のようなイメージがあると思いますし、実際そうかもしれませんが、決してダメなことではありません。

小さな子供が走り回っていて、転んでしまっても、叱ったりしないですよね。

むしろ、失敗や挫折はあなたを今より強くしてくれます。

皮膚に傷が付くと、徐々に自然治癒していき、その部分の皮膚だけ、前より少し厚くなりますが、傷という失敗をしたことによって、前よりも強い皮膚になっているということ。

では、仕事を辞めることによって、どのように強くなれるのかというと…

  • 仕事を辞めるのが怖くなくなってくる
  • あなた自身にとってのいい仕事へどんどん進めるようになる

一度、外の世界へ飛び出してしまえば、あなたはどこへでも行けるようになります。

仕事を辞める時に知っておくと役立つ事

仕事を辞めるとなると、手続きやお金の事など、面倒なものがいろいろとあるので、それだけでも嫌になってしまいますよね…。

あなたが今の仕事をスムーズに辞めることが出来るよう、知っておいてもらいたい事を整理しました。

  • 会社に伝えてから2週間で退職ができる
  • 転職先を考える
  • 失業保険の利用を考える

転職先が決まっている場合と、転職先が決まっていないまま辞める場合があると思いますが、私は転職先が決まらないまま辞めたので、そこで学んだことも一緒にお伝えできればと思います。

1.会社に伝えてから2週間で退職ができる

今の仕事を辞める時、突然勝手に辞めることはできず、会社の人に辞めるという意思を伝える必要があります。

会社を辞める意向を伝えないまま、あなたが突然出社しなくなっても、無断で欠勤しているとしか思ってもらえません。

一般的には、仕事を辞める時の規則が会社ごとで決められており、1ヶ月前までに退職届や退職願を提出するという場合が多いですが、中には2か月前まで、3か月前までという会社も。

しかし、これはあくまで会社での規則となり、法律上では会社に退職する意向を伝えてから、2週間で辞めることができるんです。※参考:民法627条

ただし、これは雇用期間が決められていない場合に限るため、あなたが雇用期間のある契約社員などの場合は、この法律が適用されず、会社の規則に従うことになる可能性が高くなります。

また、お給料が計算される期間の前半に、会社を辞める意向を伝えなければいけません。

あなたの会社が、お給料の計算期間を30日締めにしている場合は、毎月の1日~30日分が、お給料として繁栄されていることになりますが、この場合は、1日~15日の間に退職することを伝えます。

そのため、16日~30日の間では、退職する意思を伝えることができず、次回は翌月の1日~15日に伝えることが出来るようになるんです。

基本的には会社の規則に従う

あなたが仕事を辞めるとなると、誰かがその仕事を引き継ぐことになるため、引き継ぎ作業が多い場合は、2週間で収まらない場合もあります。

そのため、退職するまでの期間を1ヶ月や2か月と、2週間よりも長めに設けて、余裕をもって引継ぎが行なえるようにしている会社が多いようです。

仕事を辞めたいのに、いろいろな規則に阻まれたせいで、本来辞めたかった時期より、退職できるのが何ヶ月も先になってしまった…何ていう事にはなりたくないですよね。

スムーズに今の会社を辞められるよう、早めに退職することを、会社に伝えるのがオススメです。

自力で辞めるのが難しい場合は「退職代行サービス」

退職代行サービスとは、名前の通り、あなたが会社を辞める手続きを代わりに行なってくれるサービス。

上司や会社の人へ、「会社を辞めます」と言うのは、誰でも勇気がいるものですよね。

「会社を○○日に辞めます」という事を、あなたの代わりに会社へ伝えてくれるため、とてもありがたいサービスで、費用相場は3万~5万円と高額ではありますが、ボロボロになっているあなたの心と、じっくり話し合ってみましょう。

2.転職先を考える

もし、転職を考える余裕があれば、今の仕事を辞める前に、転職先を探しておくのがオススメです。

転職先が決まらないまま退職すると、そのまま職に就いていない状態となり、収入を確保するのが難しくなるだけでなく、あなた自身も「自分は無職だ…」と責めてしまいがち。

もちろん、あなたの心と身体を守るためなら、無職になることは全く悪いことではないので大丈夫なのですが、きっと今のあなたは、自分を責めるクセが付いているんじゃないかなと思います。

そのため、できる事なら、何でもいいので転職先を見つけておくと、気持ちも楽になるかもしれませんね。

転職先を見つける労力がない

仕事でうつな状態が続き、心身ともにボロボロだった私は、とにかく心と身体を休めたい一心だったので、転職活動すらしませんでした。

転職サイトを見たりはしましたが、今は何もかもから離れて休める時間がほしくて、結果的に無職へ転身。

それまで、順調にレールを走ってきた私が、初めて無職になったんです。

仕事を辞めることができた時、私は無職の自分を責めたりせず、今までよく頑張ったなあと、自分を褒めてくれる自分が不思議といました。

あの鬱屈した絶望的な箱の中から、やっとのことで逃げ出せたという、開放感や喜びをじわじわと感じ、段々と、普通に息ができる感覚を取り戻していった気がします。

私は今、あなたも一緒に見てもらっている、このような文章を書くお仕事をさせてもらっていますが、ここまでお話したように、うつな状態で体調もボロボロの無職でした。

あなたの未来の事は誰にも分かりませんが、今の仕事をしながら無理に転職先を探さず、私のように一旦休憩を挟むのも、オススメですよ。

3.失業保険の利用を考える

失業保険というものを聞いたことがあるかもしれませんが、私は保険などの難しい話が根っから苦手で、知らなかった上に内容を把握するのもかなり苦労しました。

転職先が決まっていればいいのですが、転職先を決めないまま辞めると、私と同じように職を失うことになり、当然誰からもお給料をもらうことができず、収入が無くなってしまいますよね。

失業保険は名前の通り、会社を辞めて職を失うと適用される保険なのですが、保険金を受け取るには、次のような条件があります。

  • 今すぐ新しい仕事に復帰できる状態
  • 転職活動の意欲がある状態

失業保険は、あくまでも次の仕事に移るまでの、収入を繋ぎとめる為にある保険であり、今すぐ仕事を再開するのが難しい状態の場合、保険の対象と認められにくいんです。

さらに、もし仕事復帰できる状態だとしても、下記のように待期期間というものがあり、待機期間が経過するまでは、保険金を受け取ることができません。

会社を辞める理由待期期間(保険金をもらえるまでの期間)
あなたの都合で退職した場合7日+3ヶ月後
会社の都合で退職した場合7日+1ヶ月後

…けっこう長い間待たされますよね。

会社の都合とは、倒産やリストラに合った場合を指すことが多いですが、パワハラやセクハラなどが認められれば、それらを原因にして会社都合での退職にできる場合も。

私の場合、自主都合での退職なので、失業保険を申請してからお金がもらえるようになるまで、3ヶ月と1週間も待たないといけませんでした。

「申請そのものが面倒だし、さらに3ヶ月以上も待たされるんなら、辛いけど自分で職を探しちゃった方がいいな…」

私はこのように考えて、結局次の職に就けたのは退職してから2か月後で、雇用形態も正社員ではありませんでしたが、自力で頑張りました。

失業保険は条件が厳しく、すぐに保険金がもらえるわけではないという事を、覚えておいてもらいたいです。

最後に。

とっても長くなってしまいましたが、ここまで一緒に見てもらえてとても嬉しいです。ありがとうございます。

生き物には、自己防衛本能というものがあって、壊れてしまいそうになると、自分を守ろうとするんです。

そのため、あなたが「仕事って辞めてもいいんだ」という事に気付けば、壊れそうなあなたを守るための、一つの手段である「今の仕事を辞める」という事を、全力でやろうとするので、決めたら意外と夢中になって、退職手続きや転職活動を進められたりします。

  • 仕事を辞めても、責める人はいない
  • 人にやさしくできるあなたなら、あなた自身にもやさしくできる
  • 今の仕事を辞めるのは、ピッタリの仕事に出会えるチャンス

あなたが毎日を笑って過ごせるように、「今の仕事、楽しいかも」と自然に思える仕事と出会えるように、ここで一緒に見てきた事が、少しでもあなたの力になれば嬉しいです。

お仕事が苦しくて、うつな状態になってしまっているあなたに、このページがほんの少しでも、役立つことができれば嬉しいです。
著者:ひめてぃぶ(@fukuchan927

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